福井県が平成6年4月から平成9年12月までカラ出張で
21億6203万0384円もの裏金を作ったにもかかわらず、
「公務遂行上の経費に充てた額」が16億9395万8660円あったとして
その分は返還しないと県が決めたのはおかしいと、市民オンブズマン福井が
16億9395万8660円の返還を求めて平成10年8月17日住民監査請求を起こし、
その後住民訴訟を起こした件で、最高裁は原告の請求を棄却し、敗訴が確定しました。
1回目の最高裁判決では、住民監査請求の対象を、平成10年8月17日から
遡ること1年分についてのみとし、福井地裁に差し戻されており、
その分に関しては平成18年12月27日に福井地裁で完全勝訴しました。
http://homepage2.nifty.com/OmbudsFukui/data/20061227hk.pdf
しかしながら、名古屋高裁金沢支部で逆転敗訴となり、最高裁で確定しました。
折しも、福井県では現在「不適正支出」が多数発覚しています。
平成10年当時に完全に膿を出し切らず、うやむやにしてきたことが、
不正の温床を温存させていたのではないでしょうか。
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2006年 12月 31日 市民オンブズマン事務局日誌
福井県カラ出張返還訴訟 勝訴
http://ombuds.exblog.jp/4481675
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2009年11月14日 中日新聞
【福井】公金うやむや募る不信 県カラ出張訴訟で17億円は戻らず
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091113k0000m040097000c.html
2009/11/12-19:07 時事通信
市民団体の敗訴確定=福井県のカラ出張訴訟-最高裁
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009111200840
2009年11月11日午前7時56分 福井新聞
不正経理で職員処分1千人規模に 県、退職者含め一部返還へ
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=8958
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